第 7 の栄養素??「フィトケミカル」その種類と特性1
フィトケミカルは、植物が作り出す化学物質の総称です。フィトケミカルには、ビタミンやミネラルなどの栄養素とは異なる、独自の健康効果が期待されています。
フィトケミカルには、次のようなものがあります。
- カロテノイド
- ポリフェノール
- フラボノイド
- イソフラボン
- リコピン
- クルクミン
- ケルセチン
- サポニン
- リナリン
これらのフィトケミカルは、抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗がん作用など、さまざまな健康効果が期待されています。
例えば、カロテノイドは、緑黄色野菜に多く含まれる色素です。カロテノイドは、体内でビタミンAに変換され、目の健康を守る働きがあります。また、カロテノイドは、がんや心臓病などのリスクを低下させる働きも期待されています。
ポリフェノールは、赤ワインや緑茶に多く含まれるポリフェノールです。ポリフェノールには、抗酸化作用が強く、がんや心臓病などのリスクを低下させる働きが期待されています。
フラボノイドは、果物や野菜に多く含まれるフラボノイドです。フラボノイドには、抗酸化作用が強く、がんや心臓病などのリスクを低下させる働きが期待されています。また、フラボノイドは、認知症の予防にも効果的であると考えられています。
イソフラボンは、大豆製品に多く含まれるイソフラボンです。イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることから、更年期障害の症状を緩和する働きが期待されています。また、イソフラボンは、骨粗鬆症の予防にも効果的であると考えられています。
リコピンは、トマトに多く含まれるリコピンです。リコピンには、抗酸化作用が強く、がんや心臓病などのリスクを低下させる働きが期待されています。また、リコピンは、男性の精子数の増加にも効果的であると考えられています。
クルクミンは、ターメリックに含まれるクルクミンです。クルクミンには、抗酸化作用が強く、がんや炎症などの疾患を予防する働きが期待されています。また、クルクミンは、関節炎の症状を緩和する働きも期待されています。
ケルセチンは、玉ねぎやリンゴに含まれるケルセチンです。ケルセチンには、抗酸化作用が強く、がんや心臓病などのリスクを低下させる働きが期待されています。また、ケルセチンは、血圧を下げる働きも期待されています。
サポニンは、大豆やキノコに含まれるサポニンです。サポニンには、コレステロール値を下げる働きが期待されています。また、サポニンは、抗炎症作用や抗菌作用も期待されています。
リナリンは、ブロッコリーやカリフラワーに含まれるリナリンです。リナリンには、がんや心臓病などのリスクを低下させる働きが期待されています。また、リナリンは、認知症の予防にも効果的であると考えられています。
フィトケミカルは、私たちの健康にさまざまな効果をもたらす可能性があるため、積極的に摂取することが大切です。フィトケミカルは、野菜、果物、豆類、穀物、茶、コーヒー、ワインなど、さまざまな食品に含まれています。バランスの良い食事を心がけることで、フィトケミカルを豊富に摂取することができます。