食物繊維は大きくわけて水に溶けない「不溶性食物繊維」と水に溶けやすい「水 溶性食物繊維」があるんです
食物繊維は大きくわけて、水に溶けない「不溶性食物繊維」と水に溶けやすい「水溶性食物繊維」の2種類に分けられます。
- 不溶性食物繊維は、水に溶けず、便のカサを増やす働きがあります。便通を促進し、便秘を予防する効果があります。また、コレステロール値を下げる効果や、糖尿病の予防に効果があるとされています。不溶性食物繊維は、全粒穀物、野菜、果物、ナッツ類に多く含まれています。
- 水溶性食物繊維は、水に溶けて、ゲル状の物質になります。水分吸収性が高く、便を柔らかくすることで便通を促進し、便秘を予防する効果があります。また、血糖値の上昇を抑える効果や、コレステロール値を下げる効果があるとされています。水溶性食物繊維は
- 、イモ類、豆類、海藻類に多く含まれています。
◆食物繊維の働きとは?◆
食物繊維は、私たちの体にとって大切な栄養素です。食物繊維には、以下のような働きがあります。
- 便通を促進する
- コレステロール値を下げる
- 糖尿病を予防する
- 肥満を予防する
- 腸内環境を改善する
- がんの予防
- 歯の健康を守る
- 老化を防ぐ
2種類ある食物繊維
不溶性食物繊とは?
不溶性食物繊維とは、水に溶けない食物繊維です。不溶性食物繊維は、便の量を増やし、便を柔らかくすることで便秘を予防し、腸内環境を改善する効果があります。また、コレステロール値を下げる効果や、糖尿病の予防に効果があるとされています。
不溶性食物繊維は、全粒穀物、野菜、果物、ナッツ類に多く含まれています。
以下に、不溶性食物繊維を多く含む食品の例をいくつか挙げます。
- 全粒穀物:玄米、全粒粉パン、全粒粉パスタ、オートミール
- 野菜:ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、ピーマン、キノコ類
- 果物:リンゴ、バナナ、キウイフルーツ、イチゴ、ブドウ
- ナッツ類:アーモンド、クルミ、ピーナッツ、カシューナッツ
不溶性食物繊維の効果
- 便秘の予防
- 腸内環境の改善
- コレステロール値の低下
- 糖尿病の予防
- 肥満の予防
- がんの予防
- 歯の健康の維持
- 老化の予防
水溶性食物繊維とは
水溶性食物繊維とは、水に溶ける食物繊維です。水溶性食物繊維は、水分と混ざると、ゲル状の物質になります。このゲル状の物質は、便の量を増やし、便を柔らかくすることで便秘を予防し、腸内環境を改善する効果があります。また、血糖値の上昇を抑える効果や、コレステロール値を下げる効果があるとされています。
水溶性食物繊維は、イモ類、豆類、海藻類に多く含まれています。
以下に、水溶性食物繊維を多く含む食品の例をいくつか挙げます。
- イモ類:じゃがいも、さつまいも、里芋、山芋
- 豆類:大豆、小豆、黒豆、ひよこ豆
- 海藻類:わかめ、昆布、ひじき
◆食物繊維の生理的作用と予防する症状について◆
このように食物繊維は私たちの健康を維持するうえで、とても大切な働きをもっています。
そして食物繊維を毎日の食事で必要量摂るには様々な工夫が必要です。
お味噌汁にえのきやワカメを加えたり、サラダに海藻類や芋を加える、ご飯に麦や豆類を加えるだけでも摂取量を簡単に増やすことができます。
また、お好みで天日干し天然塩を加えるとより美味しく頂けます。
みなさんも日ごろの食事から食物繊維をきちんと取れているか振り返ってみて下さい。
もし足りていないようであれば、早速今日の食事から食物繊維を摂る工夫をはじめてみましょう